シド・ミード展に行ってきました

シド・ミード展!


ゴールデンウィークも後半。
休みが1日1日終わっていくと仕事が始まることに焦りを感じつつ、思い出欲しさから東京で開かれているシド・ミード展を見に行くことにしました。


シド・ミードさんはアメリカの工業デザイナーです。海外だと映画スタートレックやブレードの機械デザイナーとして有名で、日本では∀ガンダムのMSをデザインされたことで有名ですね。
彼のデザインは幾何学的で、曲線美を感じるものが多いです。


展示会には、撮影可能なところもありました。いくつか写真を撮ったので紹介します。




これは、シド・ミードさんが携わった宇宙戦艦ヤマトの構想図です。

壁いっぱいに拡大されて展示してありました。

このヤマトは6年間を通して艦内の装飾も含めてデザインされたそうです。


で、出たぞー! ターンエーガンダム!!

これを見に来た!

僕にとってシド・ミードさんといえば、ターンエーガンダムのデザイナー。
この展示会に来たのも、ターンエーガンダムに纏わる展示を見るため。

ヤマトと同じように壁いっぱいに拡大されてターンエーガンダムが展示されていました。
迫力がありましたよ、これ。


またこの近くでは、ターンエーガンダムのデザインが出来上がるまでの過程を振り返るVTRが流れていました。
富野由悠季監督をはじめとするスタッフと共に、日本のロボット観とアメリカのロボット観との違いに折り合いをつけ、デザインを完成させていました。

びっくりなことに、初期案の顔はファーストガンダムのような赤いアゴとスリットのあるガンダムでした。V字アンテナも額にありました。
アンテナは額から今のヒゲとなった訳ですが、デザインの方向性を考え込んでいた現場の日本人スタッフらにとって、ガンダムにヒゲが生えたことはデザインを試行錯誤する中で特に気にはならなかったとのこと。
これには驚きでした。
はじめてターンエーガンダムを見た僕は「ヒゲがぁ!」って思ったのですから。

これにGOサインを出した当時の人たちは本当に未来を生きていたなぁ〜


このターンXすごいよ!さすが∀のお兄さん!


勿論、ターンXもありました。
どうやらシド・ミードさんにとって、ターンXはかなりお気に入りのようで、シド・ミード展のポスターにはターンエーガンダムを差し置いて載っていましたから。

それにしてもターンXは足のデザインが素晴らしいですよね。両脚のデザインは非対称で幾何学的に美しい。


ターンX以外に、スモーをはじめとしたMSの展示もありました。ただし撮影不可。



以外その他写真

最後に物販コーナーでは、クリアファイルをゲット!
もちろん職場で使いますよ(笑)



観終わって気がつくと2時間も館内にいたことに驚きでした。

今回ターンエーガンダム以外のことで知ったこととして、シド・ミードさんは大の車好きだということがあります。
彼はモーターショーの作品を手がけていたこと。フューチャーカーをデザインしたり、それを実在する車とクロスオーバーして描いたりしていました。
また、日本と親交が深く日本風景の絵画もありました。風景画はとても緻密で細部まで目がいってしまいました。
いずれの作品も曲線美が凄まじいものでした。

今日を踏まえてアニメのターンエーガンダムやターンXを見ると、よりターンタイプが好きになってしまいそうです。
シド・ミードさんは80代とお年ですが、今後の作品が楽しみです。

※このあとめちゃくちゃMGターンXを探しましたが、見つけることはありませんでした。

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