MG シナンジュスタイン Ver.NT 素組み〜洗浄まで

次に制作するのはMGシナンジュスタインVer.NT。
素組みから塗装前までをレポートします。

最近は、Twitterにて、進捗状況をお伝えしていました。ある程度作業が進んだので、ここで一度ブログにて制作過程とその成果をまとめたいと思います。



シナンジュスタインとは

シナンジュスタインは、元々機動戦士ガンダムUCのMSVとして位置づけられていた機体です。主にゲームに登場しておりました。

ガンダムUCの赤いMSであるシナンジュの原石として、白を基調としています。

それが、2013年2月にカトキハジメ氏が手掛けたVer.Kaとして、販売されたMGのキットが存在します。

しばらくして、2018年の「機動戦士ガンダムNT」放映にあたり、デザインが一部変更されて映画に登場することになりました。そこで再度MGにてキット化することとなりました。それが今回作成するMGシナンジュスタインVer.NTとなります。



制作
素組み。元々MGシナンジュのキットを流用しているだけあって、二の腕や頭部、全体のシルエットにはシナンジュの面影が残っていますね。

更に、シナンジュスタインVer. NTはシナンジュスタインVer.Kaともデザインが異なっており、袖が追加されたり、武器・グレネード・プロペラントタンク等々の一部にはシナンジュスタインVer.Ka ではなくシナンジュのパーツが使われているんですよ。
この、シナンジュスタイン→シナンジュに進化する間の中途半端さが、Ver.NTの特徴です。それがいい。

カラーリングらモノトーンで落ち着いた印象。フレームはブラウンで、ネオジオンぽさが出ています。


先に述べた通り、キット自体はシナンジュのパーツも流用しているため、武器やプロペラントタンクに合わせ目が出ます。
瞬間接着剤で合わせ目消しをしました。瞬着は削る時硬いけど、ヒケることがない。せっかちな僕にピッタリです。


合わせ目消しをしたパーツには、必ずサーフェイサーを吹いて消し残しや傷が無いか確かめます。

一部パーツには凹みや傷が見られたので、パテを盛りました。
数日後、これを削って平坦にし、再度サフを吹いて傷チェック。そして傷があればパテを盛って…この作業を繰り返して行きます。
しんどいので、嫌いな作業です。


次に、白装甲の表面処理をします。
400番ペーパーや、タイラーを使ってゲート跡やヒケを処理。その後、スポンジヤスリ400~1000番での水研ぎします。

邪道かもしれないが、艶のためエッジはダルくする。あえてスポンジヤスリで研磨します。

この画像を比較して見てもらうと分かりやすいかも。
研磨後にエッジ(パーツの隅)がボヤけて曖昧になっているのが分かると思います。

艶を出す塗装法(グロスや鏡面)では、どうしても塗膜が厚くなってしまいます。
それなのに、角張ったエッジの部分には塗料って厚く乗らないんですよ。これは表面張力によるものです。
ですから、予めエッジをダルくして、塗料が乗りやすくします。こうすれば研磨の時も侵しにくいという訳なんです。
フレームやその他装甲も表面処理していきます。
白以外の装甲は艶消しで仕上げるので、水研ぎまではしません。ヤスリがけを~1000番まで行いました。
これは、背負い物の中にあるスラスターです。スラスターはメタリックで塗り分けると、メカっぽさが増すセクシーポイントでもあります。
スラスターは艶ありが好みなので、丁寧に表面処理しました。

こうして、全てのパーツの表面処理が終わりました。
そして塗装する際、粉や汚れ、脂を落とすためにパーツを洗浄します。
僕は、超音波洗浄機を使って行います。楽なのでオススメ。
乾いた後はこうして、ザルやふるいの上に置いて乾燥させます。


今回はここまで。
次回は塗装編です。


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