MG デルタプラス#02素組

素組
素組とは、塗装やディテールアップをせず、プラモデルを組み立てることです。
ガンプラは、ニッパーさえあれば概ねほとんどのキットが組み立てられます。
そのため、プラモデルを塗装しない人にとっては組をいかに綺麗に仕上げるかが重要となります。

一方塗装する人にとっては、この工程はパーツの合いを確認したり、塗装のイメージを膨らませるもので、仮の組み立てとなります。
この仮の組み立てという言葉から、塗装派の人にとってプラモデルを組み立てることを仮組み又は素組と言います。

ちなみに僕は素組と言うことが多いです。


更に、モデラーにとっては、素組した後にパーツをバラして分解していきます。

これを見越してパーツが簡単に取り外すことができるよう、パーツのピンを短くする

ことを行うのが、塗装する人の素組の特徴です。


それでは、MGデルタプラスを素組していきましょう。


まずは箱からランナー(パーツが付いている枠のこと)の入った袋と冊子を出しました。


プラモデルを作るときは、キットに付属している取扱説明書を基に組み立てます。

ランナーからパーツを切り取る時に、説明書を無視して先にパーツを全て切り落とすのはやめておきましょう。
指示通りにパーツを切り落とさないと、後で組み立てる時にパーツ探しをしなければなりません。


ただ、指示を守れば組み立てる部位の順番は、はお好みで大丈夫ですよ。
MGだと、説明書は胸や頭部から組み立て工程が始まっていることが多いような気がします。

モデラーの中には、自立させやすい足から組み立てる人もいるので、組み立て開始部位はお好みで大丈夫です。
武器が面倒臭いという人は武器から作ってモチベーションを保つのも良いかもしれません。
こだわりのない人は最初からが無難でしょうか。


今回は無難に説明書通りに組み立てていきます。
組み立てるのは頭部から始めます。

説明書には、始めに組み立てに必要なランナーが4つ書かれています。
先程開封したランナーからこれらのランナーを探して手元に置いておきましょう。


さて、お次は素組に必要な道具の準備です。

僕がプラモデルを組み立てる時に使っている道具を紹介します。


  • ニッパー

これはゴッドハンドから発売されている「アルティメットニッパー」です。

切れ味抜群ですのでお勧めです。少々お値段が張るのが玉に瑕。


  • デザインナイフとカッターマット(青いガンダムが描かれているもの)

デザインナイフは切り取ったパーツのゲート跡を、より丁寧に仕上げることに使います。

他にも、パーツ同士をくっつける時の受け穴を削ったりします。←結構重要。

カッターマットはかなり前にプレゼントキャンペーンでいただいたものを活用しています。

ガンプラの素組では、これくらい小さめのカッターマットで事足りると思います。


  • スキングゾル。

これは、本来なら塗装する際の液体マスキングテープとして使われる道具です。

ゾルは簡単にはがせるので、塗装したくない箇所に塗っておくと簡単に色の塗り分けができます。

しかし、僕はゾルを塗装する前の素組の段階で別の使い方をします。

それは、設計の段階でパーツがポロぽポロとはずれたり、素組の段階でピンを短く切りすぎてしまったりして、パーツがうまくかみ合わない・くっつかない場合の仮接着剤として使います。

ゾルはプラモデルによく食いつく性質があります。すなわち、パーツ同士の間に塗っておけば疑似接着剤として機能するのです。本来の使い方とは違いますが、こうすることによって、接着剤のような強固な接着にならず少し力を入れれば取れるので、素組にはもってこいの接着アイテムです。



パーツを切り出します。
ニッパーを使って、指示されたパーツを切ります。

ランナーには太さの違う枠があります。
パーツのまわりにある細いところをゲートと言います。
このうち細い部分に刃を入れて切り落とします。
※太いところを切り落とすと、ニッパーの刃が欠けてしまう危険性があります。ニッパーの寿命を考えると、細いところを切り落とすようにしたいですね。


パーツを切り落としました。
ランナーの細いところを切ったので、パーツにはゲートの跡(以下、ゲート跡)が残っています。
今回はゲート跡見やすくするために赤の塗料を塗ってあります。

再度ニッパーを使って、このゲート跡を切り落としていきます。


これがゲート跡を切り落とした状態の写真です。
これでパーツの切り落としは終了です。


顔のパーツを全部切り落としましたので、これを組み立てていきます。
MGの特徴としては、フレームを組み立て、その上に装甲を被せて組み上げていきます。
顔のフレームにポリキャップをはめ込み、グレーの装甲とセンサー類のクリアパーツをくっつけていきます。
はい、デルタプラスの顔の完成です。
このようにパーツを切り落とし、組み上げていく作業を進めていくとキットの素組が完成します。

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