MG デルタプラス#7下地サーフェイサー塗装

塗装の下準備として、サーフェイサーをパーツに吹いていきます。

サーフェイサーとは、「surface:表面」を意味する言葉で、プラモデルのパーツの表面に吹きかける下地となる塗料のことです。



サーフェイサーにはパテとプライマーが含まれており、これによりパテのようなパーツの微細な傷を埋める効果と、プライマーの塗料の食いつきを良くする効果があります。

基本的にサーフェイサーはグレーですが、下地の役割のことを考え、上に塗り重ねる塗料を意識して黒や白、ピンクの物も存在します。


一方で、サーフェーサーには必要論と不必要論とさまざまな考えがあります。(詳しくはまた今度)ちなみに僕は主にパーツの傷を埋める効果のためにサーフェイサーを塗装しています。


サーフェイサーの色がグレーであることにはメリットがあり、サーフェイサーが塗装されたパーツはこのグレーによって傷が発見しやすくなります。(傷が見つかったら、サフ乾燥後再度紙ヤスリ)


ここまでがサーフェイサーの簡単な説明です。



それではサーフェイサーを塗装していきましょう。

まずはパーツを塗装するために、持ち手でパーツを固定します。

それをハニカム構造の台座に刺します。

塗り終えた後にパーツ同士がぶつからないように注意しましょう。ぶつかると塗装面が荒れます。



次に瓶に入ったサーフェイサーを、エアブラシで塗装できるように調節します。

サーフェイサーはもとより、瓶で販売されているプラモデル用塗料のほとんどはそのままの状態では塗装できません。そのまま吹くと濃度とハンドピースの空気圧の関係で、ハンドピース内で目詰まりし吹けなくなります。


そのため、溶剤を使ってサフや塗料を薄める必要があります。


瓶からサフを塗料皿に移し、それに溶剤を混ぜていきます。

サフは塗料を混ぜる調色スティックで皿に移し、溶剤はスポイトで移すのが一般的です。

二つを混ぜたら、丁寧にかき混ぜて均一にします。

よく、塗料と溶剤は1:2の割合がいいと聞きますが、僕は溶剤を1:1.3くらいで割っています。

そうしたら、ハンドピースにサフを入れて、塗装開始です。


ここで注意ですが、溶剤との希釈は塗料皿で作業をすることをおすすめします。
ハンドピースのカップ内で希釈をすると、濃い状態の塗料がハンドピースの吹き出し部分に溜まったり、目詰まりしたりしてしまいます。
焦らず塗料皿を使いましょう。




全パーツに塗装するとなると、数時間かかります。

塗装すると塗装面はつや消しになりますが、問題はありません。


さて、それではこのサフの上に塗料を塗っていきましょう。



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