MGクロスボーンガンダムX1 Ver.Ka#02肉抜き埋め

クロスボーンガンダムX1を製作していきます。

今回はX1の大きな特徴であるフレキシブルスラストバインダーの肉抜きを埋めていきます。


というかこの背中の十字の部分って、そんな名前だったんだね。

 肉抜きは4つのバインダーすべての根本と先端にあります。

写真で見ても、肉抜きがとても目立ちます。


これをパテを使って埋めていくわけですが、肉抜きを埋めることで重量が増えてバインダーとコアファイターの接合部分がへたれてしまうことが懸念されます。

それを考慮しながらパテの材質を選んでいきます。

ウェーブ・エポキシパテ[軽量タイプ]

今回はこのパテを使って肉抜き埋めをしていきます。


エポキシパテは、エポキシ樹脂の主劑と硬化剤を混ぜることで硬くなるパテです。

粘土のような質感で、このウェーブのエポキシパテは3時間で硬化し、デザインナイフ等でカットできるようになります。

ちなみにエポキシ樹脂は人体に有害です。素手で触らないようにしましょう。


箱の中には主剤と硬化剤がそれぞれ別の袋に入っているので、それを古くなったデザインナイフの刃で同じ量になるように切り落とします。

この2つを上手に混ぜていきます。僕はいつも2つとも同じ大きさになるように伸ばして、それを重ね合わせてからねじって混ぜていきます。細くなったら伸ばして捻ってを繰り返します。

作業するときはビニール手袋をはめて有害なエポキシ樹脂を触らないようにします。

また、エポキシパテはベタベタしているので、水を含ませながら作業するとくっつきにくくなって楽です。


こねこねを続けていくと、エポキシパテの箱パッケージと同じような色になります。こうなればOK。

少量に分けながら肉抜き箇所を埋めていきます。

ヘラやデザインナイフ、爪楊枝を使いながら、すべての肉抜きを埋めました。

この後、デザインナイフで切開するので、大目に盛って穴からはみ出ても大丈夫です。

3時間経てば切開可能ですが、僕はここで作業を終了し、切開は次の日にしました。


次の日。

はみ出たパテを粗方デザインナイフで切り落とし、その後紙ヤスリ(240番~800番)を使って形を整えました。

1日経ちましたが、極端に硬くなることもなく、サクサクとナイフの刃ががパテに入りました。逆に固まっていない箇所もありませんでした。

本体に取り付けてみるとこんな感じになります。埋めた所がパテで黄色くなっています。

写真で見るとしっかり穴が埋まっているように見えますが、よく目を凝らしてみると、ナイフの刃の傷やしっかりパテが食いついていないためにできた小さな傷等が見えます


パテの黄色と樹脂の白、更にサフのグレーといった色が混ざり合った状態だと、傷やヒケ、気泡、へこみがあるかよくわかりません。そこで、もう一度ここでサーフェーサーを吹いて色をグレーに統一して傷等があるかチェックします。

艶消しのグレー一色になったことで、傷やヒケ、気泡、へこみが見やすくなりました。赤丸で囲んだところがそれです。

パテを使うと、傷等ができてしまうもので、どうしても一発で綺麗にはなりません。(僕が未熟故なのですが…)
そこでサーフェイサーでの傷確認をします。
傷等が見つかったら、その傷の広さ深さに合った素材で埋めていきます。

今回は浅く小さな気泡が多いので、ラッカーパテを使っていきます。

このラッカーパテというのは、濃いサーフェイサーのことで、筆などで塗りつけるパテです。浅く小さな傷等を埋めるのに適しています。

硬化したらヤスり、平にします。
そして、サーフェイサーを拭いて傷をチェックします。傷が見つかったらラッカーパテを塗ってヤスってサーフェイサーで傷確認。これを繰り返します。


ここまで、なかなか骨の折れる作業内容ですが、見栄えや達成感につながります。クロスボーンガンダムを作るときは、是非肉抜きを埋めることをオススメします。

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